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PCエンジンが 37周年なんだってさ


 PCエンジンが発売されたのが 1987年の 10月 30日だそうで、今日で発売から 37年経ったそうです。たまたま今日は休みだったので、スレッズでそんな投稿を見かけて、久しぶりに普段は奥の方にしまっていて見向きもしていなかった PCエンジンを引っ張り出して、スマートフォンで写真を撮りました。


PCエンジン
PCエンジン


 下の写真は、PCエンジンとインタフェースユニットと CD-ROM2 です。上の写真はそれらの蓋…という表記でいいのかどうかわかりませんが、ケースになっていて、取っ手もついていて手軽に持ち運べるようになっている状態です。ちなみに PCエンジンの CD-ROM2 はCD-ROMの右上に二乗のときに使う上付きの文字 2 が表記されるのですが、面倒なので今後は CD-ROMとだけ表記させていただきます。
 
 写真はちょっと汚れていますね、本体、とくに PCエンジンの方。
 
 PCエンジンはコア構想という ( 当時としては ) かなり壮大なマシンとして位置づけられ開発されたようです。PCエンジン単体としてはビデオゲーム機として HuCARDというカード型のソフトを差し替えるとゲームを遊べるのですが、上部というか背面部というか…拡張バスを備えていて、ここに PCのように機器などを接続してよりいろいろなことをすることが可能となっております。写真ではインタフェースユニットに PCエンジン本体を接続して、インタフェースユニットに CD-ROM機を接続して CD-ROMのソフトを扱えるようになっています。その際に写真に載っているシステムカードというものが必要になります。
 
 余談ですが、PCエンジンの CD-ROMが発売される時は、まだ消費税というものが無く、その替わりに物品税というものがあったんですよね。正確な解説だと全然違うような文章で説明されているのでしょうが、物品税とは物凄く簡単に書いてしまうと、高い物を買える余裕のある人にはついでに税金も納めてもらいましょう。というような感じのもので、たしか電源を必要とするおもちゃの場合は 5万円以上が物品税のボーダーラインになっていたと思います。PCエンジンの CD-ROMで遊ぶ場合にはインタフェースユニットを通して本体と CD-ROMとを接続しないと CD-ROMのソフトで遊べないわけですが、両方を合わせると 5万円を超えてしまう。そこで苦肉の策として、インタフェースユニットと CD-ROMを別々に発売すということをしたんですよね。ただ発売するからには、インタフェースユニットには Cd-ROMがなくても、CD-ROMの方にはインタフェースユニットがなくても単体で使えるということにしなければいけなかったようで、CD-ROMは単体でアダプターを差せば音楽用 CDプレイヤーとして使えるという機能を設け、インタフェースユニットには、ビデオ端子とステレオ端子を付けて AVコードを使ってビデオ端子やステレオ端子に接続できるという機能をつけたんですよね。あと、当時バックアップ機能対応の HuCARDは発売されていませんでしたが、インタフェースユニットにはバックアップ機能を搭載しているということで、それぞれ 33,000円と 27,800円だったかな? 金額はちょっと違うかもしれませんが、それぞれ発売されたんですよね。
 
 私は発売日に CD-ROMを買ったのですが、CD-ROMとインターフェースユニットにこの日同時に発売された CD-ROMソフトが 2本あったのですが、その 2本と抱き合わせで 69,800円だったか 68,000円だったか…、なんだか定価に近い価格で購入した思い出があります。当時はファイティングストリート ( 業務用ビデオゲームの ストリートファイター の移植作 ) だけ欲しくて No・Ri・Koはいらないのになぁ…と思っていましたが、いまとなっては No・Ri・Koを買わされたのも悪くなかったのかもと思えます。
 
 PCエンジンはその後迷走したのか、グラフィック機能を強化した 15,000円も高いスーパーグラフィックスというものを出しましたが、これがバカデカイ代物で、コア構想の核となるべくコンパクト & 正方形に近い形にした PCエンジンの上位機種にしてはあまりにもという本体でしたし、コア構想を自ら潰し、拡張機能を無くした廉価版の PCエンジンシャトルなどを発売したりして、結局伸び悩み、後継機の PC-FXはほぼ売れず、NECホームエレクトロニクスは家庭用ゲーム機から手を引くのでありました。
 
 でも、個人的には PCエンジンは好きでした。コア構想というのがちょっと時代を先取りし過ぎた感じもしますし、PCメーカーということもあって価格設定など家庭用ゲーム機 ( おもちゃ ) としての戦略がうまくいかなかったのでしょうね。
 
 なんか、他にもいろいろ書きたいことが出てきますが、収拾がつかなくなるので、今回はここまでです。
 

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  1. 2024年 10月 30日

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